Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

20代は残業するな 山口周

突飛なタイトルですが、考えや思考を改める内容が盛りだくさんで非常におもしろい本だった。人生戦略を考える示唆に富んだ本でした。

(エッセンス)

・抜きんでるためにはどこかで常識を超えなければならない。

・目指すのは、ライフとワークの垣根を超える「ライフワークブレンド

→仕事するように遊んで、遊ぶように仕事をする。

・遊びを仕事にする。遊びと健康をリンクさせる。

・仕事にどのように遊びの要素を取り入れるか、ゲームのようにこなせるか。

・自分の趣味から収入を生み出せるか。

・仕事と遊びを自由に融合させると楽しい雰囲気が出る。

・残業するは最も簡単な逃げ道。一方、「僕は残業しません。そのかわり結果は出します」と宣言して仲良しクラブの輪の中をサクッと帰ることのほうがプレッシャーは高い。努力に逃げずに結果におこだわる。

・世界は厳しくもなければ、残酷でもない。言うてみればチョー楽勝である。

・「人生」という航海の舵をとるのは、あなた自身。

・20代は種をまき、育てる時期。

 デスクトップに6大目標を書く。目標に向かって頑張る。

・目標を定めるのは大事だが、あくまで行うのは日々の小さい積み重ね。

・スジのいい仕事をする。すべきは「いい努力」

 ①組織内の評価が上がる仕事。②自分の成長につながる仕事。

 両方若しくはどちらか満たす仕事を積極的に行う。

 スジのいい仕事に時間を費やし、たっぷり休養。効果を最大限に。

・余暇、仕事、睡眠の三大柱を軸にスジのいいものに置き換えていく。

 そのうち、食事や物事の考え方にまえ波及していく。

・「アイディア出し、行動」は若手の仕事。その実現の為に「ヒト、モノ、カネ」を動員するのが上司の仕事。

・自分のポジション、上司の「最終の」ポジションを意識して仕事してみる。

・時には「適当さ、無視、逃げる」も必要。ダメ上司から自分を守れ。

・リズムが悪いとき、上司の出来が悪いときは「感情を鍛えるいいチャンス」と捉える。人生にはこういう時もある。

・人の成長の7割は仕事を通じて得るもの。

・真面目さには2種類ある。

 ①自分の人生に対する真面目さ。②所属する組織に対する真面目さ。

・いい努力が報われるのであって、全ての努力が報われる訳ではない。

 いい努力とは①方向がいいこと②方法がいいこと。

・努力と怠惰は紙一重

・周囲の雑音(ノイズ)を除去するのもスジのいい努力。振りまわれず一心不乱。

・悪口を言わない=本人にめんと向かって言えないことは言わない。

・勉強はお金をもらってするもの。

 勉強には3種類ある。

 1.お金を払って学ぶ=学校

 2.タダで学ぶ=独学

 3.お金をもらって学ぶ=職場

 何故、忘れるかというと差し迫ったニーズがないから。「必要がないのに学ぶことは、食欲がないのに食べるのと同じ」レオナルドダヴィンチ

・20代は読んで読んで読みまくれ。

 最も読書が活かされる時期。読書の習慣は、それを持つか持たないかで本当に人生の豊かさが数百倍も変わってしまうくらい重大なこと。

総務省の統計上20代の人々はテレビに2時間半、ネットやYouTubeに2時間の時間を費やしている。これらを断つことができれば1日4~5時間の時間を抽出することができる。ソーシャルメディアは自分発信のものだけにする。受け取る側から発信する側に回る。浮いた時間は読書、友人・家族との食事、映画鑑賞、ミュージカル等その他体験を増やす。

・「なにかを頑張っている」感覚や無意味で非生産的なことを止め、本当に心から楽しいことや充実感が得られることだけを自然体で行う。

・20代で読んでおきたい20冊。

 「モモ」「本質を磨く「考え方」」「社会心理学講義」ラッセル幸福論」「自分の中に歴史をよむ」「夜と霧」「自由から逃走」

・とりあえず5年間はこの仕事がおもしろそうだからやってみよう。ぐらいの気持ちで部署を選ぶ。

・まずはなによりも、今日の1日を丁寧に生きる。

 自分の価値観や感性を大事にして、やるべきだと思うことをやり、やるべきでないと思うことから遠ざかる。この積み重ねが「運命の1日」をグッと引き寄せる。

トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業

トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業"するな