Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

億男 川村元気

映画館で観て、小説を読んで、DVDで観て、このブログを書いています。タイタニックショーシャンクの空に千と千尋の神隠しに並ぶいい作品だと思います。少なくともこの作品に感化された自分にはそう感じます。

(抜粋)

・人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。チャーリーチャップリン

→想像力と行動力。お金はほんの少しでいい。

福沢諭吉学問のすすめ。その冒頭の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造ららず」という一文がある。これは人間は皆、平等と言っている訳ではない。その後の文章には「身分の貴賤上下は生まれながらのものでなく、学問の有無によるということ。だから、お金に振り回されない為にお金のことについて隅から隅まで勉強る。お金に振り回されない為に稼ぐ。お金のことについて何も知らないくせにお金持ちになるなんて、1万円札になる人が許すはずがない。

・動機はお金ではない。お金でゲームをすること。楽しむこと。ポイント(お金)を稼ぐためにはどうすればいいか考えること。相手は本気だ。なんたって相手が狙っているのは一番ゲンキンなお金なのだから。だから真剣勝負ができる。ある意味チケットでもある。ゲームに参加するためのチケット。

・無知は悪魔である。何も知らなければ国の為に税金を納め、会社のオーナーの為に会社で働き、銀行の為にローンを借り、最も楽しめる時期に、みずから幸せを人生の脇に追いやることはやめよう。それでは奴隷と同じである。どうすれば、逆の立場になれるか自ら考えよう。

①税金の抜け道を探る。

⓶自らが会社のオーナーになり、従業員を雇う側になる。従業員という言葉、漢字が凄まじい。

③自らがローンをもらう側になる。ローンを払ってもらう立場になる。

④何より時間を大切にする。この一番若いときに何をするかが一番大切。お金はいくらでも取り返すことができるけど、時間はそうはいかない。

・手狭な部屋で今日あったことを話し合い、同じ寝室で寝て起きて、次の休みは何をするか話し合い、楽しみにして、お互いの仕事のことも面白可笑しく笑い合う。家事はお互いがお互いを尊重して交代で行い、照れて中々言えない事も交換ノートで言い合う。子供ができたら、子供の成長を楽しむ。子供にモノをねだられても「本当に欲しいもの」かを問い、考えさせるクセを付ける。習い事も同じ。勉強も子供の可能性を拡げるために大切なことではあるけれども勉強以外のもっと大切なことを理解できる子に育てる。

・子供にカッコイイ姿を見せたい。運動会で勝ちたい。もう少し大きくなったら「子供に負けたくない」そんな動機、きっかけでも体型維持やトレーニングのモチベーションになる。

・緑が多く、遊具がある公園で遊び、公園巡りなんかもして、河川敷での散歩もよくして、ワンちゃんがいれば一緒に散歩する。帰り道には本屋さんで本を1冊買ってから帰る。月に1回は外食して遊びにも行く。そのための計画を家族会議する。デザートを買ってもいい。朝食用のパンを買って、レンタルビデオショップでビデオを借りてきてお風呂上りに観る。それを見て泣いたり笑ったりする。それでみんな揃って川の字になって寝る。これが幸せの形ではないか。柔らかいバスタオル、風に揺れるカーテン、ベランダではためく洗濯物、並んだ歯ブラシ。焼きたてのパンや出来立てのごはん、甘いリンゴ、淹れたての珈琲、一輪の花。そこに大金は必要だろうか?どんだけお金を積んでも手に入れることはできない。大事なのは心である。

(あとがき)

抜粋と書きながら、かなりオリジナルが入りました。ただ、ここに書いたことは忘れないでいよう。この本が原則である。7つの習慣にあるように原則中心に生きていく。

 

億男 (文春文庫)

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