BORN TO RUN 走るために生まれた クリストファー・マクドゥーガル
トレイルランナーの必読書。かなり骨太の本ですが随所に名言が散りばめられているので楽しく読めました。
(抜粋)
・トレーニングとか調整とかそういう概念を持たない。フラフラっと現れてゆっくり楽しみながら走りまくる。走ることは生活の一部。
・できないのならできるまで練習すればいい。その為にトレーニング以外にも睡眠、食事、ストレスフリーな生活など人間としての基本的なことを丁寧に行う。
・自分で思うより自分はタフだし、もっとやれるはずだ。脚が速くなくても構わない。ただ、怖いもの知らずであれ。
→新城2018を思い出す。初めてのダブル。とにかく怖かったがそれに向けて志高く努力すれば目標はクリアできる。「怖がって努力する」も時に必要。
・「ただ髪に風を感じるために走るのが好き」こんな理由でもいい。「汗をかいて美味しい水を飲むために走る」でもいい。
・走ってストレスを解消する。ストレスがかかる前に事前に走ってストレスを和らげる。事前に走れば疲れが癒えて再び走り出せる。
・へとへとに疲れて、垢や泥や血にまみれる孤独なトレイルランニングは、月光の下のシャンパンと同じということ。心地良く疲れ、ごはんを美味しくさせ、睡眠を深くする。リラックスして身を任せる。身体を楽にして熱い風呂に入ると次第に慣れて心地よく感じるように、苦痛と快楽は隣り合わせだ。
・つま先は下を向け、背筋は真っすぐ。そして笑顔。トレイルと友達になる。石っころにもニックネームを付けたりしてただ楽しむ。
・考えることは「楽に、軽く、スムーズに、速く」まずは楽にここが一番肝心。次に軽く跳ねるように丘を登る。あとはスムーズに滑らかに動く。最後の項目は特に気にすることもない。3つができていっれば自ずと速くなる。
・強いランナーになるためには強い人間にならなくてはならない。
・車の代わりに乗りこなすのはマウンテンバイクだ。
・大会という名の遊びの祭典を楽しみ尽くす。逆走応援。時間が許す限りみんなにもエールを送る。
・100っていうのは残り20になるまでは半分もしたことにならない。
・もっといい人間になるためにウルトラを走る。100mileを走れたら、禅の境地に達するのではないか。
・人間にとって必要なものは生まれた時に既に全て備えている。
・スコット・ジュレクの食生活を参考にしてみる。たっぷりの野菜と果物と全粒粉の食べ物を摂る。カロリーは少なく、栄養源は満点。常にお腹が軽く走り出せる・常にレース中みたいな食事がいい。
・人に見られることはないから走って走って走りまくる。時計もルートも必要ない。脚と肺が疲れたら家に帰ればいい。とにかく本能的に生きて、走ればいい。
・人は歳をとって走らなくなるのではない。走らなくなるから歳をとるのである。
・裸足で走ると自ずと完璧なフォームになる。前足部で立ち、背筋を伸ばし、頭を固定し、腕を上げ、肘を激しく動かし、前足部でサッと着地して尻に向かってけり出す。
・ほぼ全てのランナーはゆっくり走れといっても速すぎて、速く走れと言っても遅すぎる。脂肪を上手く使えるカラダを手に入れなければならない。
・無駄な肉を落としながら身体を強くする。
・少なく、よりよく食べる。
・朝一の高たんぱくサラダで水分補給も兼ねる。
・走る前はストレッチより30分の基礎体力向上トレーニングの時間に充てる。
・走りながら回復する。1日中動いていてもへっちゃらな走りかた。まるで歩いているかのように、、、
・脚を動かせばいい。走るために生まれたと思わないのなら歴史を否定するだけに留まらず、あなたという人間を否定することになる。そうすれば病気とも無縁になる。
・本、音楽、森、海、孤独―そういうものが精神力を大きく養ってくれる。レース前は身体だけでなく、いや、むしろそれ以上に精神の備えをしなければならない。
・レースは共に同じ時間を過ごすため。決して打ちのめすためではない。他人のことを考えれば自分という狭い枠を簡単に脱却できる。
・レース中に頑張っていると思ったらそれは多分頑張りすぎている。
・コースを打ち負かす。ここに集中する。攻略する。他の誰かじゃない。コースだけ。
BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"
- 作者: クリストファー・マクドゥーガル,近藤隆文
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本
- 購入: 16人 クリック: 207回
- この商品を含むブログ (84件) を見る
。