Runningと読書の備忘ログ

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Good to GO リカバリーの真実 クリスティー・アシュワンデン

とにかく不調だ。そんな時にAmazonで注文した本。どんな休息本より自分はためになりました。自分の身体の声を聴くことが重要だ。

(抜粋)

リカバリーの定義が「激しい運動や競技のあとで、体力を回復させて次回の準備を整える」なのだとしたら、だいたいどんなことをすればいいのか誰もがなんとなく知っているはず。にもかかわらず、私たちは栄養や休息、睡眠といったリカバリーの側面をこれまでも複雑にし、時間とお金がかかるものにしてしまっている。→答えはいつもシンプルである。

・毎日の健康的な食事。酒を飲むにしても1~2杯までと決める。節制されているなら問題ない。

・栄養には細心の注意を払ってはいるが数式や厳格なルールにはのっとっていない。「大切なのは何を食べるか。未加工の食品を選び、あとはカロリー計算もしないし、太ることもない。身体にいいものを選ぶ。それがすべて。

・マッサージは喜びと期待を抱かせる。そもそも、1時間ほど、じっと横になり全身に良い感覚を味わうのは、リラックスのお手本のような行為です。それは、リカバリーの本質でもある。

・練習をやり過ぎることは誰にでもできる。大切なのは休む勇気を持つこと。

・休息とは心理的なストレスもない。ストレスフリーの状態である。

・ストレスは人によって感じ方が違う。自分はどんなストレスを抱えているか冷静に客観的に観測し、そのストレスを取り除くようにする。(仕事、家事、配偶者との付き合い方)

・ランニングはストレスを取り除く行為であり、ストレスを溜め込むものであってはならない。

・リラックスのための散歩。きつくなく、寛いだ気持ちになり、自分の身体の声を聴く時間。

・真のリカバリーを実現するためには、リカバリーのための心構えを養わなければならない。「身体には回復が必要だ」という考えを尊重し、休むべきときを適切に判断できる。そんなマインドセット。しかし、このようなマインドセットは頑張ることが正義のスポーツの世界で保つのは簡単なことではない。自分の身体の声に耳を澄ませなければならない。

リカバリーの魔法が存在するのなら、それは睡眠です。睡眠を甘く見てはいけない。これは、科学が認める最強のリカバリーツールです。睡眠の疲労回復効果に匹敵するものはない。ここまで紹介してきたあらゆる方法を組み合わせても睡眠にはかなわない。眠ることは、身体を修理店にだすようなもの。睡眠中の身体は、日中に生じたダメージを修復し、再びパフォーマンスが発揮できるようにリカバリープログラムが全開で進行している。

・就寝の30分前にすべての電子機器の電源を切る。

・睡眠を優先させることは、アスリートの成功の鍵を握る。

・睡眠の時間かトレーニングの時間かを問われたら睡眠を優先する。

・夜にあまり睡眠できなそうなら昼寝で貯金を作る。

・睡眠はリカバリーのメインディッシュ。その他のものは添え物。

・睡眠。運動後のリカバリー飲食。バランスのいい食事。つまり、成功の秘訣はハードな練習、たっぷりの睡眠、身体に良い食事。これを繰り返すこと。

・練習と休養の繰り返しによる能力の向上から外れている者はオーバートレーニングの可能性がある。

・トレーニングの量よりもリカバリーが不十分なことが問題。

・よく寝て、よく食べ、ストレスを最小限に抑えることができていればトレーニングはどこまでも引き上げられるはず。

リカバリーは様々の要因で妨げられる。睡眠不足、練習感覚の短さ、栄養不足、風邪ウイルス、さらには心理的ストレス。その原因がハードな練習であれ、試合であれ、失恋であれ、期末試験への不安であれ、身体にとってストレスはストレスである。

・頑張り過ぎないように管理するのはセルフコーチング。トレーニング量や質は自分で管理する。レース後は2週間の休養を設ける。体力が落ちても構わない。心身のリカバーを優先させる。

・朝の気分や感情は、おそらくリカバリーの最も正確な予測因子だ。心拍数や体重も目安になるが側面的な数値でしかない。

・たった15分~20分じっとしているだけで得られるものは多い。

 

Good to Go 最新科学が解き明かす、リカバリーの真実

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