非才!あなたの子ども勝者にする成功の科学 マシュー・サイド
才能なんて存在しない。あるのは弛まない努力だけであり、努力の果てにしか成功はない。
(抜粋)
イギリスのある田舎に現れた卓球チャンピオンにまつわる話しが序盤で出てくる。彼がチャンピオンになれた理由は大きくつある。
①家に公式試合用の卓球台があり、常設しておけたこと。
②ジュニアチャンピオンになるほどの兄を持っていたこと。
③優秀で熱心な指導者。
④24時間営業の練習場があり、入り浸れたこと。
⑤夢中になって努力したこと。
→特に④は数多くの選手を輩出する要因になり得る。
・才能と努力ではない。環境と努力だ。
・傑出した「成功者はどんな人か」ではなく「どんな環境の出身か」を見て真似する。
・傑出するために近道など存在しない。練習しかない。ただ、ひたすらの練習しかない。
・年間1000時間。1日平均3時間を10年間がトップ選手になる必要最低限。
→まず、なんでもやらせてみる。そこで「好き」を見つけたら徹底的にやらせる。環境を与える。
・例外はある。参加人数が少ない競争は少ない時間で勝つことがらできる。
・デヴィッドベッカムの言葉「僕の秘密は、練習だ。もし、何か人生で特別なことを実現したければ、ひたすら頑張って、頑張って、そしてもっと頑張ることだ。」
・神童は、非凡な遺伝子など持っていない。非凡な育ち方をしているのだ。彼らは誕生から青年期までの短い時期に数千時間の練習を詰め込んでいる。だからこそ世界トップレベルに達したのだ。
・「頭がいいのねぇ」と「本当によく頑張った」では同じ褒めでも全く違う結末になる。「子供の知性を褒めることは意欲を損ない、成績も損なう。」過程を褒めることでチャレンジングな気質を養う。
→「あれ?簡単やったな。〇〇には簡単すぎたな。じゃあこれはどうだ?」
・ドーピングはスポーツの本質と逆行する手法である。スポーツの本質とは自分の身体でどこまでやれるか知ろうとする人間的な試みである。