Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

頭をよくするちょっとした「習慣術」 和田秀樹

オーディオブックで面白かったので紙の本でも買って読んでみました。拾えた部分をアウトプットします。

(概要)

・悩むなら元気な時に悩んでおく。これは悩んでいるのでなく考えているということ。自分の生活を見つめなおし、好循環を作っておく。悩みが発生する予防線を張っておく。

・悩みがあっても過去にフォーカスしない。「今」変えられることを見つけ変えていく。そうすることで未来が変わっていく。

・何もしていないから不安になる。夢中で手を動かしていれば悩んでいるスキマなんか出てこない。

・「疲れる」「疲れない」が大きなバロメーター。

・「できる人」の特徴は自分の能力特性を把握していること。自分の得意が活かせるポディションに身を置く。そこに積極的に自分から働きかけて身を置く。

・自分を諦めない。諦めた習慣に感情の老化が始まる。

・学力の差はただ単に勉強の仕方を知っているか否か。親は勉強の仕方を教える。

・教育のスタートはまずは子供を愛すること。そこがないとそもそもスタートしない。勉強しなさい等、自分の嫌なことをしろというのはこの基盤がないとダメ。

・とにかく大げさでもいいから「あなたが一番好き」という最大限の愛情表現をしてあげる。

・小さい頃にしっかりと親に甘えることができた人は自立しやすい。

・例えば子供がテストで悪い点をとってきた時に感情的にならずに、冷静に分析して修正してあげるように導いてあげることが親の役目である。

・親が社会的に成功していると子供に対しても諦めが悪い。悪いというより諦めない。諦めて成功するわけがない。

・親が子供に期待している方が成績はあがる。子供のことをバカだと思って良いことは一つもない。可能性は無限大なのだから東大にでも行ける可能性は大いにある。絶対無理とかかっても何一つ得しない。

・ちゃんと勉強ができることは価値あることと認識させる。例えばテレビでノーベル賞の受賞者が映っていたら「すごい」と称賛を与える。それがバラエティー番組ばかり見て笑っていては何が正解なのかが分からなくなる。

・色々とやらせることで才能が見つかる。

・塾も含めて習い事すべてに言えることだが「子供が楽しそうにしているか」を必ず確認する。

・わからないとこがないかフォローしてあげる。付いていけなくなるとずっと置いていかれて時間の無駄になる。

 

 

「学力」の経済学 中室牧子

「子どもを勉強させるために、ご褒美で釣ってはいけないの?」

「子どもは褒めて育てるべきなの?」

「ゲームは子どもに悪い影響があるの?」

一つでも答えを知りたくなったら読むべき本です。ある本の推薦本で図書館から借りてきた本ですがあまりに拾う部分が多くて付箋を貼るより、直接ブログにアウトプットした方が早いと思って珍しく読書と並行してアウトプットした本です。

(概要)

・他人の子育て成功体験を真似しても自分の子供にも上手くいく保証はない。

→個別方法より原則中心。原則とは科学的であり、再現性があること。

・「今ちゃんと勉強しておくのが、あなたの将来のため」は経済学的に至極真っ当。

・「目の前の人参作戦」もやり方次第では非常に有効。

→アウトプット(テスト)ではなくインプット(読書や宿題)にたいしてご褒美を設定する。なぜならば、インプットの方がやることが明確だから。

→ご褒美が子供の「一生懸命勉強するのが正しい」という気持ちを失わせることはない。

・学力が高いという「原因」が自尊心が高いという「結果」をもたらす。そして、自尊心が高い子供は何事にも優位に立つ。

・悪い成績を取った子供に対して自尊心を高めるような介入を行うと、反省する機会を奪うばかりでなく、実力を伴わないナルシストを育てることになる。

・能力を褒めるのでなく、努力を褒める。つまり、結果より過程を褒める。特に具体的に達成した内容を挙げて褒める。

・テレビは観てもいい。ただし、2時間を超えると様々な弊害が出る。息抜き程度の1時間なら問題ない。

・手軽なモノに効果はない。

→「勉強しなさい」と口でいうのは簡単だが意味無し。むしろ、逆効果。一方、勉強を見たり勉強時間を守らせることは親も時間を支払うことなので有効。

→以上のことは親以外でも可能。親族や教師の助けを上手く借りる。そのように様々な価値観に触れることは有効。その為に塾や習い事にお金を払う。

→学力の高い学校やコミニティーに属することで自分も引き上げられる。(自分も上位層にいる場合に限る)

・悪友を断つための引っ越しも時として有効。

・「教育段階が高くなればなるほどリターンは大きくなる。」は間違いで最もリターンが高いのは、子供が小学校に入学する前の幼児教育である。→これにはビックリした。

・目の前の定期試験のために部活や生徒会などを辞めさせることには慎重になるべき。なぜなら、そこでは学力以外の大切なものを身につけてもらえるチャンスがゴロゴロしているから。

・学力は学校だけでは決まらない。時間の半分以上を占める家庭環境は学校以上に大切な場。両者の連絡を密にする。

教育にエビデンスを!

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頭を前向きにする習慣 赤羽雄二

赤羽さんの本もこの本で一区切り。A4メモをはじめ、色々と勉強になりました。エッセンスは十二分にインプットできました。

(概要)

・A4メモ術を身に付けることで嫌なこと、どうでもいいことのスルー力が付く。「なぜ起きたのか」「背景はなにか」「どうすれば避けることができたのか」「改善点はどこか」等々を明文化して、思考の整理をすることができる。

・不満があるなら変えればいい。不満ばかりで代替案も持ってこない人間は最悪。

・常に環境の最適化を行う。人のパフォーマンスは環境が左右する。努力でき前向きでオープンでチャレンジングな行動ができるような明るい環境を作る。

・「これをしたい」という思いが人一倍強ければ、好むと好まざるとに関わらず、自然にリーダーシップを発揮するようになる。学歴や年齢、性別などは全く関係ない。

(あとがき)

赤羽さんの本の中でもかなり読みやすくエッセンスが凝縮されていた本でした。この本は本棚に保管しておき、悩んだ時に見返したい本となりました。

 

頭を前向きにする習慣 (幻冬舎エデュケーション新書)
 

 

30代にしておきたい17のこと 本田健

30代に入りました!ということでこういう本も読みたくなります。拾えた部分をアウトプットします。

(抜粋)

・役割にハマらないように注意する。

→上司であり、部下でもある。父であり、子供でもあり、前提として男である。

・子供に必要なのはお金でもおもちゃでもなく、「注目」である。「ねぇねぇ、こっち見て!」に優しく対応してあげる。「一緒にいるだけ」で十分。「愛してる」のメッセージは子供のチャレンジ精神の温床になる。

・子供のことに関してもっとも後悔することは「もっと一緒に居てあげればよかった。」

(あとがき)

・最近、子供に関する記事に目が留まる機会が明らかに増えました。子供が生まれたら育児に関する本も何冊か読みたいです。

 

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

  • 作者:本田 健
  • 発売日: 2010/09/10
  • メディア: 文庫
 

 

東大教授が教える独学勉強法 柳川範之

「何をどう勉強すべきなのか?」それを学びたくてこの本を読みました。

(概要)

・なぜ、人は勉強するのか?それはシーン毎に「少し自信を持って決められるようにため。」だと思う。自分の中で少し納得したり、自信を持って選んだり決めたりできるようになる。合理的かつ適切な判断の手助けにする。

・学問を身に付けた人は、情報に振り回されない。

→溢れる情報の中で取捨選択ができるようになる。

→同じ情報(新聞や書籍等)でも得られる情報量は千差万別。アンテナの精度を高めておく。

・自分の決めた道を進む方が一番楽しく、速く、遠くまで進める。そこに苦痛は伴わない。

(あとがき)

・自分の子供にも読ましてあげたい本であった。今やっていることも間違っていない。勉強や運動に苦痛は伴わない。適切な運動を続け、読書の目標は2週間毎に図書館で借りた本5冊+αを読む。当面はこのスタイルを継続してみる。

 

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法

 

 

知的社会人1年目の本の読み方 山口謠司

読書本です。どういう読書をするべきか。どう読めばいいか。その答えが欲しいです。

(要約)

・映像による「視覚的情景」によって行う疑似体験と、読書による文章を通しての疑似体験とでは、「想像力のふくらみ」において大きく違う。視覚的情景に限界はあるが文章には無限の世界が広がる。

・何事も自分で調べることによって、身に付き覚える。

・「無価値な本」はないが、時間は有限と心得ておく。「今、どんなことを求めているか」を自問し、読書する。

・読書をプチ卒業論文と考えて実行する。

・基本的に人の悩みというのはこの100年間変わっていない。

(あとがき)

・時間は有限である。課題をもって時間を使いたいです。その為に読書は有効ですよということ。まず、大きな目標を設定する。その目標を追い続ける一方でスキマ時間に読書する。自分の今の課題は何ですか?

 

知的社会人1年目の本の読み方

知的社会人1年目の本の読み方

  • 作者:山口謠司
  • 発売日: 2017/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

本を読む人だけが手にするもの 藤原和博

この本もずっと気になっていた本です。図書館で借りてきて読みました。

(抜粋)

・これから先の日本では、身分や権力やお金による「階級社会」ではなく、「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」二分される「階層社会」がやってくる。

・「趣味としての読書」から「人生を切り拓くための読書」へ

・ある程度の期間、自分で旅の予定を組み、行ってみれば多少のハプニングも含めあらゆる事態に遭遇する。そうした予定調和ではないことにあえて自分を追い込む。それが子供時代のような遊びになる。

(あとがき)

巻末に追い込むおススメの本が紹介されていたので数珠つなぎ的に読んでいこうと思います。

 

本を読む人だけが手にするもの (ちくま文庫)

本を読む人だけが手にするもの (ちくま文庫)