「子どもを勉強させるために、ご褒美で釣ってはいけないの?」
「子どもは褒めて育てるべきなの?」
「ゲームは子どもに悪い影響があるの?」
一つでも答えを知りたくなったら読むべき本です。ある本の推薦本で図書館から借りてきた本ですがあまりに拾う部分が多くて付箋を貼るより、直接ブログにアウトプットした方が早いと思って珍しく読書と並行してアウトプットした本です。
(概要)
・他人の子育て成功体験を真似しても自分の子供にも上手くいく保証はない。
→個別方法より原則中心。原則とは科学的であり、再現性があること。
・「今ちゃんと勉強しておくのが、あなたの将来のため」は経済学的に至極真っ当。
・「目の前の人参作戦」もやり方次第では非常に有効。
→アウトプット(テスト)ではなくインプット(読書や宿題)にたいしてご褒美を設定する。なぜならば、インプットの方がやることが明確だから。
→ご褒美が子供の「一生懸命勉強するのが正しい」という気持ちを失わせることはない。
・学力が高いという「原因」が自尊心が高いという「結果」をもたらす。そして、自尊心が高い子供は何事にも優位に立つ。
・悪い成績を取った子供に対して自尊心を高めるような介入を行うと、反省する機会を奪うばかりでなく、実力を伴わないナルシストを育てることになる。
・能力を褒めるのでなく、努力を褒める。つまり、結果より過程を褒める。特に具体的に達成した内容を挙げて褒める。
・テレビは観てもいい。ただし、2時間を超えると様々な弊害が出る。息抜き程度の1時間なら問題ない。
・手軽なモノに効果はない。
→「勉強しなさい」と口でいうのは簡単だが意味無し。むしろ、逆効果。一方、勉強を見たり勉強時間を守らせることは親も時間を支払うことなので有効。
→以上のことは親以外でも可能。親族や教師の助けを上手く借りる。そのように様々な価値観に触れることは有効。その為に塾や習い事にお金を払う。
→学力の高い学校やコミニティーに属することで自分も引き上げられる。(自分も上位層にいる場合に限る)
・悪友を断つための引っ越しも時として有効。
・「教育段階が高くなればなるほどリターンは大きくなる。」は間違いで最もリターンが高いのは、子供が小学校に入学する前の幼児教育である。→これにはビックリした。
・目の前の定期試験のために部活や生徒会などを辞めさせることには慎重になるべき。なぜなら、そこでは学力以外の大切なものを身につけてもらえるチャンスがゴロゴロしているから。
・学力は学校だけでは決まらない。時間の半分以上を占める家庭環境は学校以上に大切な場。両者の連絡を密にする。
教育にエビデンスを!
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