Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

人生に行き詰まった僕は、喫茶店で答えを見つけた 赤澤智

茶店での過ごし方の本かなぐらいで読み始めたのですが、まさか、喫茶店経営の仕方の本でした。ただ、思ったより面白く、喫茶店を始めたくなりました。

(抜粋)

・『絶対に成功するカフェづくり』…… ではなく、『絶対に「失敗する」カフェづくり』というマニュアルだったのです。

→絶対に成功する方法はないけど絶対に失敗しない方法はある。絶対に褒められる方法はないけれど絶対に怒られない方法はある。これはすごい名言。

・サイフォンコーヒー ―  水が上にのぼって、色がついて戻ってくる。色がつい たら、もう透明にはなれない。なん か、まるで中年の僕みたいだな。

→これもおもしろい表現。一度染まるともう透明には戻れない。

・これからは、自分ですべてコントロールできる仕事で、定年もなく、日々豊か さを感じられるような仕事がしたかった。あまりの忙しさに、家庭をつくる こと も考えてこなかったから、これからは人生を一緒に歩むパートナーも 欲しい。

→こういう感じで生きるのもあり。あれもこれもできる時間はない。

・1万時間ですが、週休2日のフルタイムの仕事であれば5年弱。

・1万時間を使った3つのことについて考えてみること。それは、これからの人生 の武器になり、あなたを100 万人に1人の逸材に押し上げ てくれる。

→サッカー。チームで身体を動かす。ある意味、今の仕事は1万時間を活かせている。

→そして、今の趣味はランニング、映画、読書、、これらを掛け合わせた喫茶店ならおもしろいかも。

・まず初めに、その業界について書かれた書籍にとにかく目を通すこと。本は、 すでにその業界を経験した人が、その業界について事細かにまとめてくれている、 文字通り教科書のような存在です。私は、塾講師をしながら喫茶店を開業するまでに118冊の関連本を読み漁りました。なんせ、私は怖がりでした。怖いからこそ、業界の今のあり方、起業の仕方、どうやったら失敗しなくて済むのか、とにかく調べまくったのでした。石橋を叩いて渡る。私は、個人起業には、そのくらいの 慎重さはあっても良いと思います。やりたいことを仕事にする。夢をかなえる、 ということは、ある種、研究に似ている。

→やるなら、本を読み、繁盛店に通い、話を聞く。

・どの分野でも、失敗は簡単にできます。そして多分、失敗マニュアルは作れて しまう。その上で、その逆を徹底してやることで、限りなく成功に近づく。

消防の失敗=事故、怪我、失敗は許されない。その上で成功を積み上げる。

・「カップは何脚くらい揃えておけばいいのか」「1日何杯のコーヒーが出るのか」「伝票はどこで買えばいいのか」「おしぼりはどこに頼むのか」「何坪、何 席なら1人で回せるのか」

・サイフォンは演出効果バツグンで、待っている間もお客さんが楽しめる。喫茶店は業態自体は大衆的だからこそ、差別化やインパクトが大切。個人経営でサイフォンコーヒーを提供しようと思っている割合は0.4%ほど。業種は奇をてらわず、業態はオリジナリティを。これは喫茶店に限らず、個人で事業をしていくための鉄則。だから、もうひとつ独自性を出すためにサイフォンのまま提供した。しかし、焙煎にまで手を回すとワンオペ4ができなくなる。だから、焙煎はプロに任せる。

→しっかりと経営を回すという目的を忘れずに。珈琲を極めるのはあくまで手段。

・文章力はあとから付いてくる、それよりも大事なのは「何を伝えたいのか」

・未来に向けて導火線に火を着ける。「やろうと決めた」で終わらせず実際にインプットしてアウトプットまでする。

・もしも、喫茶店経営を目指していているけどまだ動き出せないのなら。「お金を貯める」ことと「経営者として仕事をする」で一歩もニ歩を進むことができる。

・親が楽しそうに仕事を生きがいとして働く姿は子どもにも親にもいい影響をもたらす。

・40代になったとき、「よし、じゃあ、これらの経験を活かして、自分のやりたいころで生きていこう」と思えたなら、これまでの道は1本につながり、人生は好転する。