Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

14歳からの哲学 池田千晶

本当に深い本。自分の拙い国語力では到底まとめることなんてできませんが、本当に上っ面の表面だけ。引き出しの取っ手部分だけをまとめてアウトプットします。 

 

・つまんないと思うのも、楽しいと思うのも自分。他人が決めることではない。

「自分で」「思う」ことが「できる」ということである。

だったら「つまらない」ことを「つまらない」と「思わない」ことも「できる」はずではないか。「思ってしまったこと」も「思わない」あるいは「楽しい部分を見つける」ことも「できる」はずである。何事も面白可笑しく!

→事実はない。あるのは考え方だけ。

・悩むとは「どうすればいいかわからない」こと。悩むなんて回り道しないでどうすればいいか「考える」べきなのではないか。悩むなんて誰かが動いて解決してくれるのを待つ受け身みたいで嫌だ。問題・壁にぶちあたったら、順を追って考える、具体的に解決策を見い出しどう行動するか考えよう。考えたことを紙に書き出し行動しよう。

・本や映画、ランニングは考えるための材料(課題)をくれる。解決策を「考え」「行動する」お金を集める行為もある意味ゲームみたいなもの。いかに出費を減らし、収入を増やすか。極論、人生はゲームみたいなもの。課題を見つけて解決を楽しむゲームみたいなもの。→ドラクエである。

・本や映画は攻略本のようなもの。先人、成功者、偉人の伝記等々「成功するための定規」は本にはびっしり書かれている。自分ひとりの考えには限界がある。多くの成功者の考えを素直に真似して成功の最短ルートをたどる。成功への過程は楽しく幸せである。そのことは25歳頃に読書と出会って知った。

・他人のすることで腹を立てたり、他人を笑ったりすることは全くもって時間のムダ。(どうでもいい奴に対しては尚更)その時間も自分にベクトルを向けよう。そんなに人生は長くない。

・対人関係のカードは常に自分が握っている。

・孤独というのはいいものだ。友情もいいけれど、自分の愛し方や自分の味わいを知っているとその面白さはつまらない人といるよりはるかに面白い。人生の大切なことについて、心行くまで考えることができる。

・情報と知識の違いを知っておく。情報は変化しており、知識は不変である。目先の有益な情報を拾いつつ、知識を蓄えていく。知識の蓄えという点で古典は最強である。大切なことは今も昔も変わらない。長い時間をかけてふるい落とされていき、残ったものが古典である。古典には不変の知識が多く記されている。

・自分とあの人はなにが違うのか。どこに差があるのか。調べて、埋めるための行動をすればいい。

・善悪と快苦は一致する。本当にいいことはやっていても気持ちがいいもの。

 

14歳の時にこの本に出合えて何かを感じることができていたなら少し違った人生を歩めたかもしれない。今、この本に出合えて本当に良かった。

 

14歳からの哲学 考えるための教科書

14歳からの哲学 考えるための教科書