Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

13歳からのアート思考 末永幸歩

人気ユーチューバーのマコなり社長が紹介していた本で読んでみました。結果、今年一番面白かった本かもしれません。誰もが取り入れるべき「アート思考」。たくさんのことを学ばせて頂きました。

(抜粋)

・「自分なりの見方と答えを作る。」この力が今の時代には必要不可欠である。

・見えない部分を見ることを心掛ける。大体の人は表面しか見ない。

・表面的な話ばかりしない。大切なものはいつも見えるとは限らない。

→この話はアートに限った話ではない。

①誰かに頼まれた「花」ばかりを作ってはいないか?

②「探究の根」伸ばすことをを途中で諦めてはいないか?

③自分の内側にある「興味のタネ」を放置していないか?

・いつも心の中に数学的な思考とアート思考を持つ。

・リアルには「見かけのリアル」と「もっと踏み込んだリアル」がある。

・「これがアート」というものはない。あるのは「アーティスト」のみである。

・「自分の興味・好奇心・疑問」を皮切りに、「自分のものの見方」で世界を見つめ、好奇心に従って探究を進めることで「自分なりの見方」で世界を見つめ、好奇心に従って探究を進めることで「自分なりの答え」を生み出すことができれば、誰でもアーティストである。そのためには「常識」や「正解」に捉われず、「自分の内側にある興味」をもとに、「自分のものの見方」で世界を捉え、「自分なりの探究」を続けるこが欠かせない。それこそがアート思考。

・例え今の状況が評価されていなくても、目標さえなくても、ちゃんと「自分の興味」に向き合っていれば、必ず点と点が繋がって線になるはず。

 

 

ファクトフルネス ハンス・ロスリング

ファクトフルネス=事実に基づいて考えよう。

職場の先輩に貸して頂いた本。職場で本の話がらできるのは嬉しいので出来るだけ早く読んで共に語り合える仲を増やしていきたい。将来的には課題本なんかも決めて月一ぐらいで読書会なんかもしたい。

(抜粋)

・ほとんどの人が、世界は実際よりも怖く、暴力的で、残酷だと考えている。

→もちろん巻頭のチャート表を見れば日本は世界トップレベルで裕福で健康的なのは間違いないが、、、

第一章 分断本能

人は何事も二極化し過ぎる。金持ちと貧乏。幸せと不幸せ。極端ではない。まぁまぁ幸せなんて十二分にあり得る。大半の人は何処にいるか探す。

第二章 ネガティブ本能

・世界では「小さな進歩」が毎日繰り返し発生している。→日経平均などにも通じる。

・人はポジティブな面よりネガティブな面の方が敏感になる。

・悪いニュースの方が広がりやすい。例えば「溺れなかった男の子がニュースになるか?」良い変化が起きていたとしても目や耳には入ってきにくい。だが、正しい目で正しい統計を見れば良い変化がそこらじゅうに転がっている。

悪いニュースを見聞きした時は「同じくらい良い出来事がらあったとすれば、自分のもとに届くだろうか?」と考えてみる。

・「悪い」と「良くなっている」は両立する。現状と変化の方向を正しく理解する。

・ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい。

・悪いニュースが増えた理由は監視の目が増えたから。

第三章 直線本能

・グラフを見る時はその先のことを想像する。何もかも直線的にひたすら増え続けているわけではない。直線もいつかは曲がる。

第四章 恐怖本能

・恐ろしいものには自然と目がいってしまう。恐怖を抑えるには、リスクを正しく計算する。

・リスクを危険度と頻度で言い換えると質と量の掛け算で決まる。恐ろしさは関係ない。

第五章 過大視本能

・全体の数字でなく、一人当たり数字で統計を読み解く。

・量ではなく割合で考える。

・1年前と10年前ではどうだ?

・似たような規模の国や地域ではどうだ?

第六章 パターン化本能

・自分の見る世界が他人が見る同じ世界と思わない。

・強烈なイメージに注意する。それは例外かもしれない。

第七章 宿命本能

・ゆっくりでもいいので変わることが重要。

第八章 単純化本能

・ひとつの視点だけで世界を見ない。

・自分の考え方を検証する。自分と考えの違う人の意見も聞き、弱点も指摘してもらう。

第九章 犯人捜し本能

・何か悪い事が起きた時、単純明快な理由を探したくなる。

・特にガイジンにそれを擦りつける傾向にある。

・犯人ではなく原因を探そう。わざとしたものもそうでないもの(大抵はそうでないもの)でも、悪いことは起きる。誰かを責めても問題は解決しない。

第十一章 ファクトフルネスの実践

・正しい知識と数字を得たのならあとは勇気をもって行動する。

(最後に)

・ある事実に出会した時に自分はその事実だけどどう反応するか。様々な人間の本能を掻い潜り正しく情報を処理して行動に移していく。

・自分は自分を信頼していいのか?本能に支配されていないか?を問い続ける。f:id:junmorimoto6:20200922211600j:image

頭をよくするちょっとした「習慣術」 和田秀樹

オーディオブックで面白かったので紙の本でも買って読んでみました。拾えた部分をアウトプットします。

(概要)

・悩むなら元気な時に悩んでおく。これは悩んでいるのでなく考えているということ。自分の生活を見つめなおし、好循環を作っておく。悩みが発生する予防線を張っておく。

・悩みがあっても過去にフォーカスしない。「今」変えられることを見つけ変えていく。そうすることで未来が変わっていく。

・何もしていないから不安になる。夢中で手を動かしていれば悩んでいるスキマなんか出てこない。

・「疲れる」「疲れない」が大きなバロメーター。

・「できる人」の特徴は自分の能力特性を把握していること。自分の得意が活かせるポディションに身を置く。そこに積極的に自分から働きかけて身を置く。

・自分を諦めない。諦めた習慣に感情の老化が始まる。

・学力の差はただ単に勉強の仕方を知っているか否か。親は勉強の仕方を教える。

・教育のスタートはまずは子供を愛すること。そこがないとそもそもスタートしない。勉強しなさい等、自分の嫌なことをしろというのはこの基盤がないとダメ。

・とにかく大げさでもいいから「あなたが一番好き」という最大限の愛情表現をしてあげる。

・小さい頃にしっかりと親に甘えることができた人は自立しやすい。

・例えば子供がテストで悪い点をとってきた時に感情的にならずに、冷静に分析して修正してあげるように導いてあげることが親の役目である。

・親が社会的に成功していると子供に対しても諦めが悪い。悪いというより諦めない。諦めて成功するわけがない。

・親が子供に期待している方が成績はあがる。子供のことをバカだと思って良いことは一つもない。可能性は無限大なのだから東大にでも行ける可能性は大いにある。絶対無理とかかっても何一つ得しない。

・ちゃんと勉強ができることは価値あることと認識させる。例えばテレビでノーベル賞の受賞者が映っていたら「すごい」と称賛を与える。それがバラエティー番組ばかり見て笑っていては何が正解なのかが分からなくなる。

・色々とやらせることで才能が見つかる。

・塾も含めて習い事すべてに言えることだが「子供が楽しそうにしているか」を必ず確認する。

・わからないとこがないかフォローしてあげる。付いていけなくなるとずっと置いていかれて時間の無駄になる。

 

 

「学力」の経済学 中室牧子

「子どもを勉強させるために、ご褒美で釣ってはいけないの?」

「子どもは褒めて育てるべきなの?」

「ゲームは子どもに悪い影響があるの?」

一つでも答えを知りたくなったら読むべき本です。ある本の推薦本で図書館から借りてきた本ですがあまりに拾う部分が多くて付箋を貼るより、直接ブログにアウトプットした方が早いと思って珍しく読書と並行してアウトプットした本です。

(概要)

・他人の子育て成功体験を真似しても自分の子供にも上手くいく保証はない。

→個別方法より原則中心。原則とは科学的であり、再現性があること。

・「今ちゃんと勉強しておくのが、あなたの将来のため」は経済学的に至極真っ当。

・「目の前の人参作戦」もやり方次第では非常に有効。

→アウトプット(テスト)ではなくインプット(読書や宿題)にたいしてご褒美を設定する。なぜならば、インプットの方がやることが明確だから。

→ご褒美が子供の「一生懸命勉強するのが正しい」という気持ちを失わせることはない。

・学力が高いという「原因」が自尊心が高いという「結果」をもたらす。そして、自尊心が高い子供は何事にも優位に立つ。

・悪い成績を取った子供に対して自尊心を高めるような介入を行うと、反省する機会を奪うばかりでなく、実力を伴わないナルシストを育てることになる。

・能力を褒めるのでなく、努力を褒める。つまり、結果より過程を褒める。特に具体的に達成した内容を挙げて褒める。

・テレビは観てもいい。ただし、2時間を超えると様々な弊害が出る。息抜き程度の1時間なら問題ない。

・手軽なモノに効果はない。

→「勉強しなさい」と口でいうのは簡単だが意味無し。むしろ、逆効果。一方、勉強を見たり勉強時間を守らせることは親も時間を支払うことなので有効。

→以上のことは親以外でも可能。親族や教師の助けを上手く借りる。そのように様々な価値観に触れることは有効。その為に塾や習い事にお金を払う。

→学力の高い学校やコミニティーに属することで自分も引き上げられる。(自分も上位層にいる場合に限る)

・悪友を断つための引っ越しも時として有効。

・「教育段階が高くなればなるほどリターンは大きくなる。」は間違いで最もリターンが高いのは、子供が小学校に入学する前の幼児教育である。→これにはビックリした。

・目の前の定期試験のために部活や生徒会などを辞めさせることには慎重になるべき。なぜなら、そこでは学力以外の大切なものを身につけてもらえるチャンスがゴロゴロしているから。

・学力は学校だけでは決まらない。時間の半分以上を占める家庭環境は学校以上に大切な場。両者の連絡を密にする。

教育にエビデンスを!

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頭を前向きにする習慣 赤羽雄二

赤羽さんの本もこの本で一区切り。A4メモをはじめ、色々と勉強になりました。エッセンスは十二分にインプットできました。

(概要)

・A4メモ術を身に付けることで嫌なこと、どうでもいいことのスルー力が付く。「なぜ起きたのか」「背景はなにか」「どうすれば避けることができたのか」「改善点はどこか」等々を明文化して、思考の整理をすることができる。

・不満があるなら変えればいい。不満ばかりで代替案も持ってこない人間は最悪。

・常に環境の最適化を行う。人のパフォーマンスは環境が左右する。努力でき前向きでオープンでチャレンジングな行動ができるような明るい環境を作る。

・「これをしたい」という思いが人一倍強ければ、好むと好まざるとに関わらず、自然にリーダーシップを発揮するようになる。学歴や年齢、性別などは全く関係ない。

(あとがき)

赤羽さんの本の中でもかなり読みやすくエッセンスが凝縮されていた本でした。この本は本棚に保管しておき、悩んだ時に見返したい本となりました。

 

頭を前向きにする習慣 (幻冬舎エデュケーション新書)
 

 

30代にしておきたい17のこと 本田健

30代に入りました!ということでこういう本も読みたくなります。拾えた部分をアウトプットします。

(抜粋)

・役割にハマらないように注意する。

→上司であり、部下でもある。父であり、子供でもあり、前提として男である。

・子供に必要なのはお金でもおもちゃでもなく、「注目」である。「ねぇねぇ、こっち見て!」に優しく対応してあげる。「一緒にいるだけ」で十分。「愛してる」のメッセージは子供のチャレンジ精神の温床になる。

・子供のことに関してもっとも後悔することは「もっと一緒に居てあげればよかった。」

(あとがき)

・最近、子供に関する記事に目が留まる機会が明らかに増えました。子供が生まれたら育児に関する本も何冊か読みたいです。

 

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

30代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

  • 作者:本田 健
  • 発売日: 2010/09/10
  • メディア: 文庫
 

 

東大教授が教える独学勉強法 柳川範之

「何をどう勉強すべきなのか?」それを学びたくてこの本を読みました。

(概要)

・なぜ、人は勉強するのか?それはシーン毎に「少し自信を持って決められるようにため。」だと思う。自分の中で少し納得したり、自信を持って選んだり決めたりできるようになる。合理的かつ適切な判断の手助けにする。

・学問を身に付けた人は、情報に振り回されない。

→溢れる情報の中で取捨選択ができるようになる。

→同じ情報(新聞や書籍等)でも得られる情報量は千差万別。アンテナの精度を高めておく。

・自分の決めた道を進む方が一番楽しく、速く、遠くまで進める。そこに苦痛は伴わない。

(あとがき)

・自分の子供にも読ましてあげたい本であった。今やっていることも間違っていない。勉強や運動に苦痛は伴わない。適切な運動を続け、読書の目標は2週間毎に図書館で借りた本5冊+αを読む。当面はこのスタイルを継続してみる。

 

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法