Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

新城ダブル~レース編②~

新城ダブル~レース編①~ - ランと読書の晴耕雨読的生活

2周目

未知の2周目が始まった。レース前に阪田さんから「びっくりするくらい走れないよ」と聞いていた林道を走る。確かに1周目に比べると走れない。ただ思っているよりは走れている。それより、暑い日差しと32kmの部の方がリタイヤして歩いて戻ってきている光景がなんだか苦しい。そんなこんなでずっと離れていた柴本さんがいた。「胃腸がダメ。気持ち悪い」と言っていた。暑さによる内臓疲労かすこぶる体調が悪そうだ。抜き際に「モリモッチャン、絶対完走してなー!!」と応援を受ける。「オーー!!」と元気良く返事をして先に進んだ。トレイルに入っても思ったよりテンポ良く進み、快調に進む。「これは思ったより2周目も楽しめそうだ」そう思いながら進むと、磯貝さんの後姿がチラッと見えた。俄然元気が出てきて、すぐに追いつく。「足の爪が死んでしまって、下りで走れない。」そう言っていた。その状況は自分も経験したことがあるがかなり辛い。拷問のような痛みで気分が滅入ってしまう状況である。「この先もアップダウンが激しいが大丈夫だろうか?」と心配になるが自分もキャンプ場からしゃくなげ白生地への登りで両足のいたるところで痙攣を発症。特に右大腿部の痙攣は深刻で1歩進んでは痙攣が止まるのを待つの繰り返しで大ブレーキとなってしまった。ファイテンシールを患部に貼ったり、トップスピードを飲んで元気を出したりと騙し騙しの処置を実施するも確実にペースが落ちてしまう。「クソ―、身体も心も元気なのに痙攣で進めない、、」とモドカシイ気持ちでいっぱいである。亀石の登りで再び、山本さんとヨシキ君の応援を受けて気持ちは最高に元気なのだが登っている間ずっと両足攣っていた。「攣りながらもこんなに進める」という新しい発見にニヤニヤしながらなんとか進み続ける。ただ下りや比較的平坦で飛ばせる区間も安全運転を余儀なくされここで5位から6位に転落。「もう順位は関係ない。トレイルと自分に集中しよう。」と自分の目標にのみ焦点を当てて進む。ラストは32キロの部の人と励まし合いながら進み、最後の下りでは望月さんがみんなの応援に来てくれてて「お疲れ様!最後捻挫に気を付けてゴールして!!」と声援を頂き、さらにゴール前には山本さん、磯貝さん、田村さん、ヨシキ君とたくさんの仲間に迎えられての感動のゴール。10時間20分。こんなに脚が攣ったレースは初めてだけどこんなにずっと楽しいレースも初めてでした。

こんな中毒性のあるレース他にありません(笑)来年もっとレベルアップしてサブ10を目指します。

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