Runningと読書の備忘ログ

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臆病者のための億万長者入門 橘玲

橘玲さんの本が結構好きでたまに読みます。本質を突いた意見をズバズバと書いてくれるので問題解決に役立てることができます。

(抜粋)

・宝くじで1等が当たる確率は交通事故死の300 分の1以下。ということは、宝くじ を10 万 円 分買って、ようやく1年以内に交通事故で死ぬ確率と同じになる。宝くじは 税金とよく似ているが、消費税や所得税などとちがって国民全員に課税されるわけでは ない。宝くじを通じて「税金」を納めているのは、確率を正しく計算できないひとだけ だ。そのため経済学では、宝くじは「愚か者に課せられた税金」と呼ばれている。

→確かに宝くじ売り場に並んでいるのは金融リテラシーがなさそうなオジサンオバサンが多い気がする。お金だけでなく時間、当たらないクジを待つときの思考停止時間を考えると極めてムダが多いギャンブルだと思う。

・生命保険にも、正しい〝宝くじの買い方〟がある。①もっとも経費率の低い生命保険 に加入する②保障は必要最低限にする③保障が不要になったらすぐに解約する。満期まで律儀に保険料を払いつづけているひともいるが、子どもが成人したり、じゅうぶんな 貯蓄ができれば、もはや生命保険による保障は必要ない。加入者は生命保険から「安心」を手に入れる代償として、高い経費を負担している。別の方法で安心が確保できれ ば、ムダな保険は真っ先に解約すべし。日本の健康保険制度はきわめて手厚く、長期入院や高額医療で治療費がかさんでも、患者の自己負担は一定額に抑えられるようになっ ている。医療費が100万円の場合、患者の自己負担は3割の30万円だが、高額療養費制度によって1カ月あたり約9万円(70歳以上は毎月4万4000円)が 自己負担の 上限になる。

(おわりに)

・この本では宝くじの知識と保険に関すること。あと、マイホームを含む不動産投資の考え方を学ぶことができた。時代とともに移り変わることもあるだろうがこの3つの考え方はいつの時代もかわることない普遍のものであると思う。よくわからないのなら十分に学び、お金で苦労しない人生を歩む。

 

臆病者のための億万長者入門

臆病者のための億万長者入門