Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

世界一わかりやすい「論語」の授業 一条 真也.

論語が熱い!人生で初めて論語に関する本を読んだが人間の原理原則が書いてあり非常に学びの多い本である。自分はまだ入門書のレベルだがそれでも十分に学びが多い。さすが1冊の本で多くの解釈や解説がある本である。何冊か読んでいきたい。

・学問 は「 学ぶ」 +「 考える」 で ある・

→プラスα 具体的なアクションプランに落とし込む。

・「子、 四つ を以て 教 う。 文・行・忠・信。」 〈述 而 篇〉「大事 なのは、 読書 と 実践 と 誠実 と 信義の 4つ だけ」

・歴史は最強のデータベース。

・「たくさん 書物 を 読ん で 多く の 知識 を 得 た とき こそ、 他人 を うやまう 気持ち を 忘れ ず、 それ を 表 に 出さ なけれ ば いけ ない。そう すれ ば、 学問 が 身 に つき、 さらに、 人生 でも きっと 成功 できる だろ う」 この「 他人 を うやまう 気持ち」 を 態度 で 表わす こと を「 礼」 と いう。 ちなみに、 わし の 思想 の なか で、 もっとも 重要 な 教え の ひとつ が、 この「 礼」 じゃ。 「礼」 は、 人 が 社会 で 生き て いく うえ で 根本的 な 行 ない と いえる ため、 行動 する 際 は つねに 意識 しなけれ ば なら ん。

・「食べ すぎ ず に 腹八分目 に する。 あまり 快適 な 家 に 住も う と し ない。 仕事 を がんばり、 言葉 は 慎重 に し て、 信頼 できる 人 に 自分 の まちがい を 正し て もらう。 そう すれ ば、 健康 になり、 学問 も うまく いく」

・「生まれつい ての もの 知り が いちばん 上位 だ。 学ん で 知る のは、 その 次。 困っ てから 学ぶ のは、 さらに その 次 だ。 困っ て いる のに 学ぼ う と し ない のは、 どう しよう も ない」

・「おだやか だ けど きびしく、 おごそか だ けど 乱暴 では なく、 おとなしく て、 しかも 安らか」   おだやか だ が、 必要 な とき は きびしく なれる。 威厳 は ある けれど、 人 を 圧迫 し ない。 おとなしいけれど、 我慢 を し て いる のでは なく、 いつも 安らか な 気持ち を 保っ て いる。

・「家族 を 大切 に する 性格 の もち 主 は、 人 との 関係 を 大切 に し て、 ムダ に 争っ たり は し ない だろ う。   立派 な 人 は、 根本的 な こと を 大切 に する。 根本 が 定まっ て こそ、 自分 の 進む 道 も はっきり する から だ。

  家族 を 大切 に する 気持ち こそ が、 良好 な 人間関係 を 築く 根本 で ある」   家族 に対して 思いやり の 気持ち を もて ない 人 は、 だれ に対して も 思いやり の 気持ち を もつ こと は でき ん という こと じゃ。 相手 を 思いやる 気持ち が なけれなけれ ば、 人 と うまく つき合っ て いく こと など でき ん。 だが な、 人 と うまく つき合っ て いく という のは、 だれ とでも 仲良く すれ ば いい という もの では ない。 まずは、 相手 が 良い 人 なのか、 悪い 人 なのかを 見極める 必要 が ある。誘惑 に 負け て、 悪い 仲間 とばかり つき合う よう では、 ろくな こと に なら ん。 自分 に 近づい て くる 相手 が、 良い 人 か 悪い 人 かを 見抜く ため にも、 思いやり の 気持ち は 重要 なの だ。

・「優れた人を見れば、自分も同じようになろうと思うだろう。一方、ダメな人を見た時は自分も同じことをしていないか、よく反省するすることだ。」

→すべての人が師となりえる。簡単に誰かを批判してはならない。

・50歳になっても、人から尊敬されないのなら、大したことがないから見くびってもいい。

・リーダーがとるべき行動は2つ。「率先してやる」「相手をねぎらうこと」

・運悪く無能なリーダーの下についてしまったら、これも勉強だと思い、よく観察する。そうすれば自分が上の立場になった時に良いリーダーにおなれる。

→ここでも批判しない。全て師である。

・良いリーダーの条件は5つ。礼儀正しいこと、おおらかなこと、信念があること、機敏なこと、優しいこと。

礼儀正しければ人からバカにされることはないし、おおらかだと人望が厚くなる。信念があれば人に頼りにされるし、機敏ならば仕事がはかどる。そして、優しければ、人が喜んで従う」少しでもこのような人間になれるように心がける。

・家にいる時は礼儀正しく丁寧に、仕事をする時は慎重になり、人に対して誠実な態度をとれば、どんな土地でも生きていける。

・有益な楽しみ方は3種類。①礼儀と雅楽を楽しむこと②人の長所を褒めることを楽しむこと③優れた友人が多いのを楽しむこと。有害な楽しみ方を3つある。①自分勝手なことをする楽しみ②怠けて遊ぶ楽しみ③酒盛りをして楽しむ遊び。

・内面だけ重視しても野暮ったくなるし、外見だけ重視しても軽い人になる。やはり立派な人はバランスがいい。つまり、中身も外見もどちらも大事ということ。

 

世界一わかりやすい「論語」の授業 (PHP文庫)