Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

迷いながら、強くなる 羽生善治

「希代の名棋士羽生さんの本を読まないのは損だ」と齋藤孝さんの本で読んで数珠つなぎ的に読んだ本。確かに天才的なモノの見方に触れることができて自分で見るモノの見方とは全然違う視点を体感できました。これぞ読書の神髄!

(抜粋)

・「ライフワーク」という言葉があるが、これくらいの時間を費やせばできると思うより、成果や結果を期待せずに続ける意義を感じることができれば、それこそ周囲の評価なんて全然関係ない「自己の絶対的評価」になりえる。

・ライフワークになるまで習慣化する。習慣になっていることは果たして自分の人生に有益かどうか考えてみる。

・目標に向かって邁進するのもいいが、自然体のままその瞬間を楽しんで行き付くゴールでも良い。

・偶然にチャンスが訪れることはあるが、偶然のピンチはない。ピンチには何かしらの原因がある。ピンチの芽を摘む努力はできる。

・場をよくする最も簡単な方法は掃除をすること。静かで綺麗で落ち着ける場所がパワースポットとなる。他の方法として換気がある。風通しを良くしてやることが停滞を脱出する方法。小さいことの積み重ねが場を良くする唯一。

・評価というと絶対的なものに聞こえるが実際は非常に曖昧なもので高い評価を得るにはテクニックが必要。確実なことは昨日よりも今日、今日よりも明日と成長している自分の能力のみ。

・何かに挑戦中で不安を覚えることはごく自然なこと。なんの不安もないは逆に危惧すべし事態。

・自分の現状に合った所属に身を置くことは非常に重要。そしてリーダーは自分の所属するメンバーを快適な環境に導くことができる者がなるべき。

・心を休めたいときは、身体を疲れさせ、その逆も然り。

 一方をあえて使うことで一方の疲れを忘れさせる。

・心の発散方法として「発散」と「感動」がある。

・歳を重ねて気分転換が難しくなるのは、感動の機会が減るから。初体験が少なくなることは老いを加速させる。

・気分がよければ、気分転換の必要もなくなる。

・先人の道を学べば、同じ道は易きになる。本や報告書で情報を得る。

 ・大事なフレーズはいつも端的でシンプル「若手が突っ走らなくて誰が突っ走る?」「目の前の人も喜ばせない人間に人は救えない」「好かれる人間になれ!」

迷いながら、強くなる (知的生きかた文庫)

迷いながら、強くなる (知的生きかた文庫)