アウトプット大全がベストセラーになっている樺沢紫苑先生の出版記念講演で直販購入させて頂いた本。脳内ホルモン「オキシトシン」の効果について書かれた本。親切をするとどのようないいことが起こるのかが永遠に書かれています。五つの驚くべき「副作用」とは?
第一の副作用 親切は幸せをもたらす
・親切の回数を数えると自尊心が高まる。
・何をあげるかはさほど重要ではない。大事なのはそのプレゼントに込める思い。
プレゼントはあげる方も貰う方も幸せになる。
・人間の体は親切と密接に結びついている。親切は人の健康に良く、気分をよくする。
・感謝をすると幸せに、不満を口にすると不幸になる。
・親切は人を笑顔にするが、同時に親切をした人をも笑顔にする。親切はみんなを幸せにする。
第二の副作用 親切は心臓と血管を強くする
・親切は感じたストレスをなかったことにする。
・ハグは心臓にいい。1日1回のハグが心臓医を遠ざける。
・親切は気分を高める。親切を目撃しても、親切を受けても、親切をしても、高揚感が生まれる。高揚感を感じるとオキシトシンが分泌される。その結果、動脈が広がり、血圧が下がる。
・動物に親切にすることも心臓にいい。血圧を下げ、心臓発作の確立を大幅に下げる。
・親切でストレスも抑えられる。
第三の副作用 親切は老化を遅らせる。
・人は老いるから笑わなくなるのではない。笑わなくなるから老いるのである。
・一番のアンチエイジングは親切である。
・年齢には2種類ある。暦年齢と生物学的年齢である。
生物学的年齢とは、身体や顔の見かけの年齢であり、食生活や運動習慣、ストレスレベル、生活態度、そして親切かどうかで変わる。
・親切な人とそうでない人とでは顔つきが変わる。
・オキシトシンは筋肉の再生、酸化ストレス、シワの減少にも必要。
第四の副作用 親切は人間関係をよくする
・カップルが長続きする「5対1」の魔法の法則。
ネガティブな言動1回に対して、ポジティブな言動5回が良好な関係を継続させるコツ。
・パートナー間では小さな親切の積み重ねが大切。
第五の副作用 親切は伝染する
・親切には波及効果、ドミノ効果がある。
・たった1度のあなたの親切が、64人にも親切が波及する。
・あなたが親切の手本になって、ほかの人に学んでもらおう。親切な行動を目にしたり、知ったりすることで高揚を感じる人が増えれば増えるほど、親切のさざ波を広げることができる。
・何をすべきか、どの方向を向けばいいのかわからなくなったら、親切をしよう。親切はいつも正しいことだから。いつでも正しい道だから。
1週間の親切チャレンジ
①毎日違う親切をすること。
②少なくとも1回は自分のコンフォートゾーンを超えること。少し背伸びする。
③親切を人に自慢しない。親切は独りでこっそり行う。
50の親切な行為リスト(抜粋)
・お年寄りや身体の不自由な人の荷物を持ってあげる。
・スーパーのレジの行列で自分の前に人を入れてあげる。
・店員に「ありがとう」と言う。
・運転中に道を譲る。
・雑用を積極的に引き受ける。やる。
・誰かを褒める。
・お礼を言い。メールや手紙を送る。
・ボランティアに酸化する。
・友人や家族、親戚の子を預かる。
・誰かの誕生日を祝う。
・バスや電車で席を譲る。
・困っている人の味方になる。
・慈善団体に寄付する。
・愛する人のために尽くす。
・誰かのためにプレゼントをあげる。
・お金のない人に食事をおごる。
・街のビラ配りは笑顔で受け取り、にこやかに礼を言う。
・献血をする。
・人生に影響を与えてくれた人に手紙を書き、目の前で声に出して読み、手渡す。
・夜、誰かを誘って遊びに出かける。
・祝事に花を送る。
・愛する人や友人が本当に望んでいるものを見つけ、それを提供する。
・誰かに本を買ってあげる。
・誰かにポジティブな言葉をかける。
・近所の人が喜びそうなことをする。
・新しく入ってきた後輩や同僚にランチをご馳走して歓迎する。
・あとから来る人のためにドアを手で押さえる。
・親切を受け取ったら、違う人に親切を送るようにする。
(まとめ)
・樺沢先生がおっしゃる通り「読むと、猛烈に親切がしたくなる!」本でした。今日から親切をしよう。ゴミが落ちていたら拾える人間になろう。