Runningと読書の備忘ログ

ランニングと読書の記事を掲載します。

あなたの人生の科学〔上〕 デイビット・ブルックス

今月末に久しぶりに参加する猫町倶楽部の課題本。割と骨太な本で読み切るのに結構時間が掛かってしまった。引っかかった文章や議論にあげたい文をまとめたのでアウトプットします。

(抜粋) 

・無意識を意識する。「無意識で〇〇する。」の判断の質を良くする。それが成功や幸福の鍵になる。→どうすれば無意識を操作できるか、それが住まい、時間とお金の使い方、付き合う人ではないか。P16

・IQよりも「人柄」が大切。P17

・「人柄をどう磨けばいいのか」P19

・愛されること、そして、愛されるために愛するということ。順番はどうであれ、愛し、愛される関係を築けていることは本当に幸せ。

・「子供を秀才に育てる方法」などが書かれた本は無数にあるが、どれも大したことはない。親はただ、良い親であればいい。それで十分。親が子供に与えるべきものは一定したリズムである。親から一定したリズムが与えられれば、子どもはそのリズムに乗ることができる。リズムに乗れば、衝動に負けて無軌道な行動をとることもなくなる。優しく接して「これ以上はダメ」という規律があればいい。また、親は問題に立ち向かう時のお手本になる。子供は親の姿を見て育ち、将来、自分が問題に直面したときに、無意識に親をお手本にした行動をとるようになる。P136

・人は努力した後に他人に褒められると、「自分は努力する人間である。」という自己イメージを持つようになり、褒められれば褒められるほど、そのイメージは強化される。そのイメージを持った人は、積極的に新しいことに挑戦するようになる。たとえ、失敗しても、それは成功までの一過程だと思えるようになるのだ。一方、子供のころから「賢い」と褒められて育った子供は「賢いと思われたい」ということが行動の基本になってしまい、新しいことへの挑戦に消極的になってしまう。失敗してバカだと思われるのが怖いからだ。P183

・いい精神を保つためにも健全な暮らしをする。必要なものを購入し、必要なことを行うのに時間を割く。貧しさとストレスは諸悪の根源と捉える。悪循環を回さずに好循環を回すイメージを持つ。P215

・特に遊びに関しては好きにに拒否する。子供の遊びは子供のものであり、大人には関係ないと考えるのだ。両親だけでなくほかの親戚とも積極的に交流する。両親があちらこちらに遊びに連れ出すわけではないので、彼らの余暇時間は無秩序、無計画なものになる。何も考えずに外に出て、近くの子供が遊んでいればその子と遊ぶ。同い年でなくとも気にしない。年齢の違うこともよく遊ぶのだ。「退屈だ」と文句を言うことはまずない。親に不平不満をいうこともない。P217

→子供を遊びを作らせる。任せる。信頼する。

・労働は話のネタとしてはいい材料であるがやり過ぎると疲れて会話が減ってしまう。

 テレビも会話を減らす原因になり得る。会話の内容も重要で「承認」と「賛同」の意志を多く込める会話を基本とする。ほんのささいなことでもだ。

・欲求をコントロールする。そのために欲求が起きそうなものを遠ざける。P250

・散歩して、歩いてアイディアをすぐにメモする。その時間をつくる。書き留めたアイディアを行動に移す。P335

・結婚生活を長く続けている人は、そうでない人と比べて幸福度が高い。ある調査では、結婚がもたらす精神的満足は年108万円の収入に匹敵するという結果が得られている。また、友人たちとグループを作り、たとえ月に一回でも定期的に集まることができれば収入が倍になったのと同じくらいの幸福感を得ることができる。友人の多い人はそうでない人と比べてストレスレベルが低く、寿命が長くなる。外交的な人は内向的な人と比べて自分を幸福と思いやすい。

・人生で大事なことは2つ。いい結婚と仕事でも趣味でもいいから何か打ち込める趣味を持つこと。P330

 

あなたの人生の科学(上)誕生・成長・出会い (ハヤカワ文庫NF)

あなたの人生の科学(上)誕生・成長・出会い (ハヤカワ文庫NF)