日本人はなぜ臭いと言われるのか 桐村理沙
家族や親しい人に「口が臭い」「カラダから変な臭いがする」「臭い」と言われたことはありませんか?この世の中、どう考えても臭い人、におう人は一定数います。本人の自覚があるなしに関わらず人に臭いと思われたくないですよね?
- 自分の臭いはわからない。
- いい香りを纏う人でありたい。
- 臭いについて1冊本を読んでみたい
この本を手に取り、読んでみた理由です。
知らなかったこと
・人が情報を得る五感のパーセンテージ
- 視覚 87%
- 聴覚 7%
- 触覚 3%
- 嗅覚 2%
- 味覚 1%。
「人は見た目が9割」と言われる所以か?見た目にこだわるのは当然。しかし、「神は細部に宿る」という言葉もある。見た目がいい人がいてもその人が臭かったり、ヌメッてしていたりしたら嫌ですよね?(笑) 逆に、いい声、いい匂いはいつの時代もモテるポイントです。
味覚は1%だが食事における嗅覚も重要。においがないと、味がわからなくなる現象は、鼻炎や風邪などの鼻づまりの時に実感するだろう。
長年の夫婦やカップルにおいてにおいを変えることはマンネリ防止になる。家族のように近くの存在でいるとにおいが同じになってしまうが、あえて違うにおいをまとうことで、相手にとっては刺激になる。新しいにおいは、新しい風をもたらすことができる。
付き合いたてのカップルなら親しい存在になれるのは良いことだが長年のカップルや夫婦はある意味退屈なマンネリに陥っているのでは?時々でいいので違う匂いをまとい「ミステリアスな異性」を自作自演しよう。
唾液分泌が現象する原因としては「咀嚼回数の低下」「ストレス」「水分の摂取不足」「加齢現象」「薬の副作用」がある。近年はファストフードに代表されるように柔らかく噛まないでいいような食べ物が多い。意識して繊維質を多く含む硬いものを食べよう。
しっかり噛む→消化不良を防ぐ→腸内環境の改善→体臭予防につながる。
スマホをいじっている時間はどちらかというと集中時間に該当する。(交感神経優勢)また、スマホをいじる時間がないとそれだけ人との会話時間も短くなる。口の周りの筋肉や舌を動かさないと唾液の分泌が少なくなってしまう。さらに、前傾姿勢の猫背になりやすく、口を開く作用が働きやすくなる。
→アロマを使ったリラクゼーション、ゆっくりとした入浴、ヨガや瞑想で副交感神経を意識して優位にするとともに、口腔体操や舌運動で唾液の分泌を促し、口を閉じて姿勢を正す。
歯磨きのタイミングは起床後と就寝前。食後は口をすすぎ、歯間ブラシやウォーターピック等で食べかすを除去し、唾液の分泌を促すことが重要。
歯ブラシの交換は1か月に1回程度。これで毛先が開くようなら力の入れ過ぎ。
岩盤浴やサウナはおススメ。汗腺の拡大や血流改善の効果があり、疲労回復や免疫力向上の効果がある。
おなら臭や便臭はパイナップル、キウイ、大根おろし等の消化酵素を多く含む食べ物を積極的に食べることで改善されることがある。
悪玉菌のエサである砂糖をオリゴ糖に変える。
日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学 (光文社新書)
- 作者: 桐村里紗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/06/13
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